仕事
見せるだけで始める自動化。Codex Record & Replayで最初に選ぶ仕事
よりみちFIREへようこそ。FIREまで、今日も寄り道しながら考えていきます。
自動化というと、プログラミングや複雑な設定が必要だと思いがちです。
私も以前は、便利そうな作業を見つけても、「仕組みを作るところが難しそうだな」と感じていました。自動化したい作業があっても、スクリプトを書いたり、細かな設定を調べたりする段階で止まってしまいます。
今回、CodexのRecord & Replayを使った実演を見て、入口の考え方が変わりました。
自動化の最初の一歩は、コードを書くことではなく、自分の作業を見せることから始められます。Record & Replayは何をしてくれるのか
Record & Replayは、普段の画面操作を実演し、その流れをあとから再利用するための仕組みです。
実演では、広告レポートの数字を決まった表へ移し、合計を計算し、所感を書く作業を扱っていました。人がいつも通りに一度作業を見せると、その手順をあとから呼び出して、別のデータでも同じように処理できます。
単なる画面録画と違うのは、クリックの位置だけを覚えるのではなく、作業の流れを手順として扱う点です。入力する場所、数字を整理する順番、最後に確認するところまでを一つの仕事として残せます。
「見せる・覚えさせる・呼び出す」の3段階
仕組みは、難しく考えずに3段階で捉えると分かりやすくなります。
- 見せる:いつもの作業を、画面上で普段どおりに実演する
- 覚えさせる:実演した流れを、繰り返し使える手順として残す
- 呼び出す:必要なときに依頼し、新しいデータで同じ仕事を実行する
ここで大切なのは、仕事を丸ごとAIへ放り出すことではありません。人が判断する前後にある、運ぶ、転記する、表を整える、下書きを作るといった部分から減らしていきます。

最初に自動化する仕事の選び方
便利そうだからという理由だけで、いきなり大きな仕事を任せるのは危険です。最初の対象は、次の3つが重なるものを選びます。
頻度が高い
毎週、毎月、あるいは毎回のように繰り返している仕事です。「またこの作業か」と感じるものほど、改善したときの効果が分かります。
手作業が多い
複数の画面を行き来してコピーする、決まった欄へ転記する、同じ形式の文章を整える。このような作業は、実演する手順も安定しやすいです。
結果を確認できる
作業後に、合計や宛先、入力内容を人が確認できる仕事を選びます。何が正しいか分からない仕事を、最初から自動化の対象にしてはいけません。
反対に、交渉、例外対応、その場の判断が中心の仕事は後回しにします。画面や条件が毎回大きく変わる作業も、最初の練習には向きません。
初心者向け。Codexにプラグインを追加する
ここまで読んで、実際に使ってみたい方へ、最初の準備をまとめます。難しいコードを書く必要はありません。
- Codexのアプリを開き、プラグインを追加できる画面を開きます
- 検索欄に「Record & Replay」と入力します
- 表示されたプラグインの内容と提供元を確認します
- 「インストール」または追加ボタンを押します
- 追加後、新しいチャットで記録したい作業を依頼します
依頼文は、たとえば次のようにします。
Record & Replayを使って、これから行う定型作業を記録したいです。個人情報のないテストデータで実演します。
画面の名前やボタンの位置は、アプリのバージョンや利用環境によって変わる可能性があります。検索しても表示されない場合は、対応環境や提供地域を公式情報で確認してください。
初回から重要な仕事を任せるのではなく、個人情報や機密情報がないテスト作業で試します。うまく動いたあとも、実行結果を確認してから本番の作業へ広げます。

AIに実行させても、確認するのは人です
自動化が進むほど、人の仕事がなくなるというより、残すべき仕事がはっきりします。
広告レポートなら、合計とCPAが正しいかを見る。メールなら、宛先と内容を見る。記事なら、事実関係と公開してよい情報かを見る。
AIに入力や計算を任せても、最終結果をそのまま公開・送信するのではなく、人が確認する場所を残します。
実行するのはAI、何を任せてどこを見張るかを決めるのは人間です。
画面のデザインが変わると、手順がずれることもあります。自動化は一度作って終わりではなく、定期的に動作を確認し、必要なら手順を修正するものです。
今日からできる小さな実験
いきなりプラグインを使う前に、今週繰り返したパソコン作業を3つ書き出します。
その中から、頻度が高く、手作業が多く、結果を確認できるものを1つ選びます。個人情報や機密情報を含まないテストデータで、いつもの作業を実演してみます。
一度で完璧にする必要はありません。「ここは人が確認する」「この例外は自分で対応する」と分けておく方が、長く使える仕組みになります。
自分が言いたかったこと
自動化で本当に大切なのは、AIを使えることだけではありません。自分の仕事の中から、同じ結果を繰り返し期待できる作業を見抜くことです。
そこを一つ見つけて、実演し、手順として残し、結果を確認する。この小さな積み重ねが、仕事を自分以外にも任せられる形へ変えていきます。
今日も、FIREまで寄り道しながら。自分たちの選択肢を、一つずつ増やしていきます。